あきたサイエンスクラブ科学講座にゲスト講師として参加しました
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会社のnoteで投稿した内容です。

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テクニカルディレクター / エンジニア の平尾です。

2025/8/11 秋田公立美術大学にて行われた、
あきたサイエンスクラブ科学講座 にてゲスト講師として参加してきました。

中高生を対象としたワークショップで、
『技術』と『表現』の新しい可能性を体験する」をテーマに、
クリエイティブな現場で使われているツールを体験してもらい、
興味を持ってもらおうといったイベントでした。

具体的に行った内容は、

前半、高橋先生から、
Blenderの操作説明と、
Blenderを触って、雪だるまを作ってみる。

後半、私の方から、
各自で作成した雪だるまをTouchDesignerに取り込んで、
たくさんの数を配置(インスタンシング)してみる。
音に反応させて、リアルタイムに雪だるまを動かしてみる。
ライトの位置やカメラのアングルを調整して画角を工夫してみる。
といった内容を計3時間少々のなかで、行いました。

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私は大学時代に高橋先生にお世話になっていたという経緯があり、
そのつながりで今回ゲスト講師として招待いただき、
主にTouchDesignerの操作や応用について講義を担当させていただきました。

事前に高橋先生と打合せを何度か行い、講義用のTouchDesignerプロジェクトを用意していましたが、
当日は参加者の方に、プロジェクトを立ち上げてゼロの状態から、
各自でオペレータを配置したりノードを繋いだりしながら、制作を進めてもらいました。


中高生に向けて講義をすることははじめてだったので、
途中どこまで進められるか少し焦りもありましたが、

最終的には無事に全員が、音に反応して動く(オーディオリアクティブな / インタラクティブな)雪だるまをつくることができました!

目標と定めていたところまでは、なんとか全員がたどり着けたので良かったです。

一方で、各自で自由に値を操作したり、各自で工夫を入れてオリジナリティを出す、というところまでは、時間の都合で叶えられずでした。。。

少し内容を盛り込みすぎたかもなという反省もありました。

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なにはともあれ、

参加してくださった方に、制作を楽しいと感じてもらえていれば、もっと使ってみたいなと思ってもらえれば、幸いです。

講義中、うまくいかないところがあれば積極的に手を上げて質問してくれる方もいたり、隣の友達と教え合っていたり、講義後に質問してくれる方がいたり、少し興味をもってもらえたのではと祈っています 🙏

そもそも、こういうワークショップが開催されている事自体、
また、参加者がたくさんいること自体、素晴らしいことだなと思います。
(ちなみに定員いっぱいの参加者だったそうです!)

さいごに、
参加してくださったみなさま、当日お手伝いいただいた学生スタッフのみなさま、お世話になった秋田公立美術大学のみなさま、高橋先生、ありがとうございました!


以下、講義の補足です。

(後日、検索して見返す参加者がいるかもしれない、いたらいいなという気持ちも込めて、、!)

  • 今回のワークショップでは、Blenderで作った3Dの雪だるまモデルを、
    たくさん配置したりアニメーションさせたりするためにTouchDesignerをつかいました。

    特に最近は、このようにさまざまなツールを横断して作品を作ることが増えていますが、
    まずは、自分がオモシロイと思ったツールを探して、たくさん触ってみてください!

    1週間触れば少しずつ慣れてきて、1ヶ月触れば何かしら作品を作れるようになっているかもしれません!

  • 講義後に配布された、プロジェクトデータは教室の環境に合わせて、
    Blender3.6
    TouchDesigner 2022.33910
    で制作されたデータです。

    異なるバージョンで開くとうまく動作しない可能性があるので注意してください!

  • 講義の中でも少しお話していましたが、
    今回挑戦してもらっていた内容は、BlenderやTouchDesignerなど初めて経験する方にとっては、なかなか難しい内容だったかと思います。

    受講者でこの文章を見ている方がいれば、きっと、「楽しかった」「もう少し知りたい」と思ってくれているのではないかと思います。それだけで現状は 才能アリ なんだと思います。

    ぜひ引き続き興味を持って、いろんなことに挑戦してみてください!


by shugohirao